なぜアニメ放映時、アンツィオ戦OVAのときにこんなに流行らなかったんだろうって、今でも思ってます。
昨晩こんなtogetterを見かけた
正直読んでてピンとこなかったのは、僕がこのまとめ内で言われてる多数派にいるからなのかもしれない。
「ガルパンはいいぞ」とは語感的に人に勧めているようなニュアンスだ。それを多くの人が使ってたら、なにか強要されてるように感じてしまうのかもしれない。もしくはガルパンに興味がなく、この言葉を言ってる多数派に入れないことに居心地の悪さを感じるとか。もしくは自然発生的に生まれた言葉に後から意味を押し付けたから同調圧力を感じるのか。まとめ読んで同調圧力に感じる理由はこのくらい。
僕自身この言葉自体は、マッドマックス立川極爆上映での知能低下ネタの継承、見てない人に感想聞かれたときに語ることが多すぎて、ネタバレしない程度に語るのが難しくてこうなったとかその辺の意味を持った言葉だと思ってる。
そんな感じのニュアンスで「ガルパンはいいぞ」を使ってる人たちは以下に
劇場版の公開が2015年11月21日だから、1ヵ月経っていないころである。まだ「ガルパンはいいぞ」を人に勧める言葉として使っていても違和感のない時期だ。
ガルパン劇場版は他のアニメ映画にはない興行収入の伸び方をしている。以下に興行収入のグラフを時間軸毎にプロットしたグラフを示す。赤線がガルパンの図だ。
グラフを見るとわかるが、他の作品はぐぐっと上がってその後伸びが停滞しているが、ガルパンに関しては公開直後から再度伸び率が上がった時期がある。この時期には、映画の上映法の一つである「4DX上映」が開始された。4DX上映とは、座席が作品中とリンクして前後左右に動いたり、風、ミスト、香り、煙が発せられるシステムだ。ここで一度映画を見た層が再び劇場に足を運び、そして「ガルパンはいいぞ」と言うのである。主に「4DXはよかったからみんな行こう」という意味合いであろう(推測)。
4DXをきっかけに様々な劇場で様々な上映手法でのガルパン上映が行われた。立川シネマシティでの極上爆音上映はもちろん、ULTIRA上映、マサラ上映、4DXマシマシ上映等々...それら様々な上映手法に触れるたび、「ガルパンはいいぞ」と発する。「この上映手法はよかったからみんな行こう」という意味合いだろう(推測)。
言ってしまえば「ガルパンはいいぞ」とは遊園地のアトラクションに乗った感想に近いのかもしれない。劇場で感じたあれこれは、ジェットコースターに乗った感想をあれこれ言葉を尽くして説明するより、実際に体感してもらったほうがわかりやすいのと同じ、というわけだ。
自分はこう考えているので、今この時期(2016年6月27日現在)に「ガルパンはいいぞ」と言ってる層は、たぶん違った理由があるのだろう。あと便乗で他作品に流用してるのはクソ。