太陽黒点

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いつまで田舎で消耗できずにいるの?

2021年春アニメ感想

 関東最速とBS11の放送時間が一緒だと嬉しい系アニメ実況マンこと、黒丸です。

 

 今期もBSとニコニコ他配信サイトを利用してアニメを見ていきます。前々クールが豊作、前クールもそれなりに良かったのでハードルが上がっていますが、光る作品に出会えることを期待してます。

 ハッシュタグなんですが、公式推奨タグが日本語ばかりなんですよね。自分でアルファベットタグを作って記録してますが、使ってる人が多いタグに書き換えることがあります。謎のこだわり辞めて、おとなしく日本語タグを使えばいいんでしょうけどね。

 

 あと、今期は現在私の住んでる佐賀県が舞台のアニメ「ゾン11111111111111ビランドサガ」の2期が放映されます。ぶっちゃけ唐津市伊万里市はよくわからんので、佐賀市内の場面が多いと嬉しいですね。街中をふらっと散策してるだけで聖地巡礼できるのはとてもいいです。

 

 また、この記事は例によってクール終了後に換装記事に代わります。2021年冬アニメ感想は↓

km2nd.hatenablog.jp

 

※追記

 感想全部書いてあらためて思ったんですが、同じ時期に劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライトが上映されてて、それがあまりにも出来が良かったせいで今期アニメの評価のハードルが上がってるような気がします。画も音楽もキャラもストーリーもどれも素晴らしい上に、見終わってから物足りなさや不満点が一切ないので、それを少しでも感じる作品は評価を下げがちになってます。

 なかなかこう、世間の評価と合致しずらくなってます。

 

 

月曜日

やくならマグカップも (BS11)

#yakumotv

 なんというか、観ててこう衝撃があるタイプのアニメではなかったですね。寝る前にぼーっとしながら観るくらい落ち着いた環境がちょうどいい、癒し系のアニメであった。

 前半15分だけがアニメなのも作風的にはちょうどいいボリュームだと思います。後半の声優パートも騒がしくないので、より落ち着いた感じ。

 陶芸やってるときの質感はなかなか良かったです。後半の実写パートがあることで、陶芸だけに限らず地域の魅力を表現できていると思います。

 佐賀に住んでるので陶芸はある意味身近で、ちょっとやってみたくもなりました。伊万里焼とか有田焼とかあるんですよね。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (BS11)

#higehiro

  4話くらいで見るのやめちゃったんだけど、常識的な考えもってたら観てらんないよね。結局どういうところに落とし込んだんだろうな。あの高校生を自宅にただ返すだけじゃ解決しなさそうだし。実家の抱えてる問題まで踏み込むのかな。

水曜日

 

木曜日

Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~

#F_ran

 後味の悪い勧善懲悪モノって感じだったけど、全体的に”愛”というテーマが張ってあって、それが終盤に思いっきり出てた。その終盤がかなり攻めた感じで独自性があって面白かったです。

 ただこう、どこか女性向けを意識してるのか、男性向けを考慮してないのか知らないけど、裸体とか股間の描写が多かった気がします。

 毎話挿入される変身バンクと変身後の歌唱パートが個人的に好きです。EDも大好き。ちょい古な感じが特に。

ゾンビランドサガ リベンジ (BS11)(AmazonPrimeVideoが最速)

 #zombielandsaga

 ゾンビィはキャラの個性が際立ってて観てて楽しい。1期ほどは意外性のある展開はなかったものの、続編モノとしては合格点だと思います。やっぱり窮地に陥って、そこから這い上がっていくのが彼女たちらしい活躍を観ることが出来ますね。今回幸太郎はそこまでグループ活動のかじ取りが出来ていなかったので、より彼女たちの意思が反映された展開になってたと思います。

 ちなみに終盤の豪雨災害、実際一昨年佐賀県全体に起こった災害でした。あそこまで被害は大きくないけれども、車で通勤してた同僚は車をダメにしてしまってました。

  朝は膝近くまで水位が上がってきてたんですよね。特にサイゲームス佐賀デバッグセンター付近はひどかったです。

金曜日

バックアロウ (BS11)

#BackArrow

 1クール目で切ったので、春アニメとして評価していいかどうか(多分ダメ)。

 いまいち続きの話を観たいって思えなかったんだよな。最終話付近だけ観れればいいかなって感じ。どことなく2000年代のアニメの雰囲気を感じた。

スーパーカブ (BS11)

#supercub

 そもそも観てない。キャラに作者のおっさんの思想が入りすぎてるっていう情報だけ知ってる。メカニックなところにこだわっていても結局ストーリーとキャラクターに魅力があるかどうかなので。

土曜日

 土曜アニメは前期同様、遅い時間ほど面白さが増してる気がします。シャドーハウスを最後とした場合の話です。

 結局最後までシャドーハウス以降を観ませんでした。何が放送してたんだっけ?

 

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってしまいました (BS11)

#slime300

  6話あたりで切った。なんか、大抵のことは主人公に都合がいいように進むから展開に飽きてしまった。何が起きても”どうせうまくいくんだろ”ってなってしまう。それがわかってても面白い作品はいくらでもあるけど、今回は面白くないほうだった。やっぱり意外性が欲しいね。自分の想像の範疇に収まるストーリーは、わざわざ時間割いてみる必要性を感じない。

vivy -Fluorite Eye's Song- (BS11)

#vivy

 対外的には覇権レベルって言っちゃうけど、自分的には大事な要素を見落としてる感が否めない。

 AIであるvivyが人の心を理解するまでってところで締められたんだけど、それをしたいならアーカイブの暴走で人類滅亡とかやらなくても歌姫AIの人間物語をすればよかったように思ってしまう。

 アーカイブが言うには、人の心を理解し、クリエイティビティという人間しか持たないものを得たのはvivyが初めて。そのvivyを信じてみたいとも言ってたけど、そもそも人類滅亡させるべきっていう結論はいったい何を根拠に出したのかがよくわからなかった。しかもその結論をvivyの意思で曲げることも考える、とも言ってる。AIの統合プログラム的存在がそれでいいのか。

 まぁその辺の流れも割と仮面ライダーゼロワンの内容に似てたからどうしても比較してしまう。

 あと、テレスコープ使ったり、厚塗り調の作画があったりしたけど、あれ頻繁に使うと効果が薄れる気がするんだよなぁ。最終話は良かったよ。

 

 割とふわっとした最終話になったけど、世間の評判観て作品の見どころ探します。

 

86-エイティシックス- (BS11)

#eightysix

 中盤まで、沢山いた86が名前を覚える前にどんどん死んでいって、これどうしたもんかと困惑。最終的に残った5人だけ覚えてればいいのかな。もうちょっと戦場でのドラマに時間かけて欲しかったなぁ。原作ではどうなんでしょう。

 ファイドから観た86の日常的なやつは良かったよ。86は荒れてるシーンが多めだったから、こういう時に日常シーン出されると心に来るね。まぁ序盤で死んだキャラ達はいまいち思い入れないけど。

 分割2クールで秋に続きをやるらしいけど、共和国側の話も増えてくるんでしょうか。てっきりミリーゼとシンたちが出会って終わるのかと思ったよ。

 

シャドーハウス (BS11)

#shadowhouse

 私的には今期一番面白かった。ストーリーの主目的は特にないけど、どこかズレた常識が支配する世界を生き抜いていく話って感じで、毎話観るたびにハラハラしていた。館の雰囲気がそのまま世界観に直結してて、~してれば幸せになれるみたいな思想もあいまって全体的にダークな印象。それがゴシック調の衣装や家具、道具などをより魅力的なものにしていた。世界観を崩す要素が全くないんですよね。

 このキャラならこう考えるだろうな、ってことが視聴者側が簡単に想像できるくらい個性がシッカリしてるキャラばかりで、掛け合いそのものを楽しめたってのも大きい。そのキャラならではの行動で困難を切り開く展開が多く、観てるこっちもこんな感じ。

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 作中、生き人形は自らの個性を消して主人であるシャドーを模倣することを多く求められる。そんな中でシャドーであるケイトは、生き人形であるエミリコの個を尊重するような言動を多くとってたように思う。これはある意味シャドー家発展を目論む”偉大なるおじい様”に敵対する思想だと思った。エドワードがケイトのことを”反乱分子”だと感じたのはそのせい?

 その一方、おじい様はシャドーの発展のために多様性をある程度認める姿勢を見せた。これが分かったのは最終話。取り巻きはそう思ってないようなので、続きを読むと波乱がありそうで気になる。

 原作通りにアニメを作るとキリがいいところまでいかないらしく、原作者監修でアニメオリジナルストーリーを終盤に持ってきたわけなんだけど、中盤までの知識でしっかり楽しめるうえにそのまま原作を読み進めても矛盾がない作りになってるらしい。なかなかストーリー構成のうまい作者でいらっしゃる。

 原作を買うか満喫で一気読みするか悩んでるけど、これは購入して続きを追っても面白いかもしれませんね。

日曜日

さよなら私のクラマー (BS日テレ)

#sayonara_cramer

 サッカーアニメってこれが初めてなんですが、試合の描写難しそうですよね。試合中ってどうしても喋る時間が取れないから観客が解説役になるか、選手の脳内喋りを出すしかないんでしょう。

 このアニメはサッカーの試合を楽しむというより、サッカーに向き合う選手たちの話に焦点を当ててるように感じた。場外ストーリーがメインだったし。結局、女子サッカーってどうなんだって話だったんだけど、女子スポーツは難しいよね、興行的に。上手くいってる女子スポーツってバレーボール、卓球、ゴルフくらい?あとはフィギュアスケートみたいな芸術系ばかりな気がする。

 原作は面白いけど、その面白い部分がアニメではあまり出てなかったとのこと。作画が女性向け漫画みたいな薄色の塗りや作画って感じではあった。どう評価していいかよくわからない。

セブンスナイツ レボリューション -英雄の継承者- (BS11)

#sevenknights

 ザ・王道ファンタジーって感じの話。ゲーム原作だからかな。たまにこういうのを観るのも良いよね。王道がゆえに粗が気になるところだけど、全体的に及第点を超え続けるいい作品だった(何様なんだ)。いつも思うんだけど、あれでアクションゲームじゃないのが残念っていうゲーム原作アニメが多すぎる。

 ヒロインのファリアが良いキャラしてた。純粋でまっすぐ、たまに見せるポンコツな部分も可愛い。観ててストレスの無いキャラだった。まぁこのアニメ、変なことしてるキャラはたいしていなかったので気軽に見れるのはそう。主体性のない女周辺はヤバい同人が生まれそうだけどな。

戦闘員、派遣します! (ニコニコアニメチャンネル)

#sentoin

 どことなく”このすば”に似てるな~~って思ったら原作者が同じだった。クソみたいな下ネタとゲスな言動が痛快で面白かった。ニコ動でコメント付きで見るとより面白い。ストーリー展開がどうとかはあんまり気にならなかった。
 視聴動機は気になる声優が複数出演したからなんだけど、まぁいい演技してくれたので満足。酒飲んでコメント流しながら雑に見るのが楽しいからおススメ。ライブ感で楽しむべき。

オッドタクシー(Amazon Prime Video)

 クールが終わってから配信で一気見した作品。今期の派遣といわれるだけあって、ストーリーに無駄がない素晴らしい出来。

 登場人物は多めなうえに個人個人にしっかりとしたストーリー描写があるので、結構風呂敷を広げまくってる印象はある。しかし、視聴最中でもどうやってまとめるのかを疑問に思わないほど、キャラクター同士のストーリーが絡み合って新たな展開を産んでいく。毎話何かしらのアクシデントはあるし、これまでの話が伏線として効いてくる。あの時の言動にはどういった意味があったのか?と見返したくなる作品である。

 声優未経験のお笑い芸人さんが声を当てたキャラが少なくなかったが、作品の空気感を良い感じに作ってくれたように思える。なんというか、こってこてのアニメ声ではなく素人感あふれる演技が逆にアニメ感を和らげてくれて、より作品内で起こってる事象が現実感のあるものになったと思う。まるで小戸川達が現実に存在しているかのような気持ちになった。

 ストーリーを通してみると、いわゆるミステリー作品なんだろうとは思う。タクシードライバーである小戸川が偶然乗せた客が原因でヤクザから接触を受けるようになり、小戸川は仲間になると見せかけてヤクザを一網打尽にするというモノ。タクシードライバーという立場上、いろんな人と会話する機会があり、それで知り合った人たちを十二分に利用していく様は、観てて惹きこまれるものがあったし、次が観たいという欲求が止まらなくなった。

 キャラクター性としては、いろんな欲求の弱い主人公と、承認欲求や出世欲等の強い欲を持った他のキャラクターたちっていう対比があったと思う。欲が強くアレコレ行動するがゆえに人間身があふれているし、キャラとしては魅力的に見える。キャラクターの魅力は他の人が語ってるのをいろいろチェックしていこう......欲が弱く受動的な行動しかしていなかった主人公が、仲間のために能動的に動いていくのがまさに主人公って感じでとてもよかった。

 小戸川の病の影響で最終話終盤までキャラクターが2足歩行の動物に見える。小戸川自身もセイウチに見えてた。それが個人的にはファインプレーだと思う。

 これだけ多くのキャラを出し、しかもすべてのキャラの動向、思考を頭に入れてストーリーを追う必要があるこの作品において、「このキャラ誰だったっけ?」って疑問を少しでも挟んでしまうと面白さが半減してしまう。すべて人間だと観てるこっちは覚えるまで数話かかってしまう。週一で1話放送してるアニメならなおのことである。

 それを、キャラ毎に別の動物をあてがって見た目に強い個性を出したことで視聴者は「このセイウチが主人公で、ゴリラと猿が友達」「目元が黒い犬は兄弟だな」「猫の3人はアイドルなんだな」っていう感じですんなり覚えることが出来る。

 最終話で人間の姿に(見える様に)戻っても、このキャラはこの動物のキャラだったなってすぐに連想することが出来る。キャラクターの多いアニメは少なくないが、放送するアニメが多い中、すべてを記憶するのは割と負担がかかる。そこのケアまで考えたうえで主人公の病を設定したのだったら、製作者のことを気に入ってしまいそうだ。

 最終話で主人公宅の押し入れにいたのは”ホンモノの猫”であることが分かったわけですが、あれ途中までは何に見えてたんでしょうね......やっぱり猫のままなんでしょうか。