頼むスーパースター持ち直してくれ
そういう気持ちで観るようになってしまってますが、第9話の感想です。ニジガク5thの最終日公演を観た後にそのままの流れで録画を観たんですが、思わず泣いてしまいましたね。今思えば、ニジガク5thが感動的だったからハードルが下がっていただけのように感じます。
ストーリーについて
東京予選の結果
東京地区予選を突破したLiella!。それに喜ぶ一同だが、同じく予選に参加したサニーパッションが予選落ちしていることに気が付く。どうやらウィーンに敗北したらしい。
自分たちが昨年勝てなかったサニパを予選で倒したウィーン。彼女に勝つにはどうすればいいのか。それが今回の話です。
作中で明言はされていませんが、東京予選はおそらく参加グループを数グループに分けて競わせ、そのなかで予選突破グループを選ぶ形なのだと思います。そうでなければ「ウィーンがサニパを倒した」という表現は使えません。また「Liella!はサニパと違って予選突破できたなら倒したも同然では?」が言えてしまいます。
高校野球大会でも東京のような出場校の多い地域は東京東部・西部ブロックに分けてたりするので、ラブライブ!においてもそうなのだと思います。
神津島のような東京都島嶼部では複数の島をまとめて支庁を置いていますが、選挙区だと品川区と大田区が入る東京都第3区、また運輸支局の直轄地であるため”品川ナンバー”が付与される地域になります。
なのでおそらく渋谷区を中心とするブロックに入ったLiella!と品川区を中心としたブロックにいるサニパ、ウィーンは直接対決はしていない、という認識なんでしょう。
可可のスマホに東京大会進出グループ一覧が表示されているんですが、色分けには意味があるんでしょうか。学校名からなんとなく東京のどの辺にある学校かが予想できそうですが、10話までの(リアルな)時間が無いので今回はやりません。
すみれ・可可の考えの相違
東京予選の評判は上々。結ヶ丘生徒からも期待され、いいね!の数も相当数もらっています。ライブ映像を見返していた千砂都は、それでも1年生と2年生の力量差がはっきり出ていることに気が付きます。このままではウィーンのパフォーマンスを上回り、東京大会を勝ち抜くことは難しいだろう。練習内容を再検討する千砂都ですが、2年生メンバーにも意見を求めることにします。
9人全員でどうやって勝ちに行くかを考える2年生達ですが、可可の帰国問題を唯一知っているすみれは何がなんでも勝たないといけないという想いから2年生だけで出場すべきだと主張します。
(※可可の帰国問題:ラブライブ!で結果を出せなかった場合、可可は実家のある中国上海に帰るように両親から言われている)
すみれの想いとしては、1期10話にて可可に評価してもらいセンターへ推薦してもらったことがすみれの救いになったので、それの恩返しをしたい。可可と一緒にスクールアイドルを続けるためには何としてもラブライブ!にて結果を残さないといけない、というものでした。
当の可可はそこまで勝利に貪欲ではありません。可可は”みんなと楽しくスクールアイドルがやりたい”というのが一番の願いです。おそらく、楽しく活動できれば敗退して帰国することになっても構わないとまで思っているかもしれません。ないしはまた両親を説得すればいいくらいに思っているのでしょうか。また、結果を残さないといけない事情を皆に話すと、心から楽しく活動することが出来なくなるのではと危惧しているのでしょう。
二人の理想は一見両立できそうですが、可可の帰国問題をメンバー全員が知ったとしても勝利に固執せずに活動を楽しめるかどうかにかかっていそうです。
最終的には9人全員で東京大会へ挑むことになったのですが、すみれと可可でどうやって落としどころを見つけたのかは描かれませんでした。そういうところを具体的に描いてくれたら、もっといい話になったかもしれません。
推しの言動ウォッチ
今回はすみれが喋るシーンが多かったですね。メイはただ可愛いだけでした。
四季「いいね、2万。やっとみんなメイの可愛さに気づき始めた」
みんなメイの可愛さに気づいてくれて嬉しい。今は自分のことを可愛いとは思いたくないメイですが、可愛さを自覚したらいったいどうなるんでしょうね。それはそれでやだな......
メイが好きすぎて四季の気持ちに同調しやすくなってる。ワシの推し方は大抵こんな感じ。
かのん「本気で言ってるの?」
すみれ「...ッッ」
かのん「ねぇ答えて!」
可可のため、ウィーンを倒すために2年生だけでライブに挑むべきだと提案したシーン。すみれは理想のためにヒール役を演じたわけですが、かのんの反応が想像以上のものだったようでかなり堪えてます。
すみれがあのティアラを可可からもらったこと、去年のラブライブ!地区予選でみなの反対意見を押し切ってセンターに推薦してくれた可可への感謝はここまで大きかったことを明言してくれたのが、9話の一番の収穫です。ただくぅすみ尊い~~みたいな雑な感想で片付けたくはありません。よく意見が食い違う2人ですが、みんなでスクールアイドル活動していきたいという根っこの想いは同じであることを互いがぶつけ合えたこと、今後の関係に良い影響を与えると思います。また、このやり取りをLiella!全員の前でやったことは、2人のスクールアイドル活動に対する本気度を示せたことにもなります(部長にふさわしくないとか言われてた段階よりはマシになったかな?)。
これを機に雑な喧嘩ップル描写は辞めてくれないか、期待してます。
その他
サニパの敗退が意味すること
今回の東京予選で前回大会優勝者のサニーパッションが敗退しました。サニパは1期の頃からLiella!(グループ名が決まる前から)にかかわってきて、一緒にライブイベントを行ったり節目節目で相談に乗ってあげたりと良き先輩アイドルの役割をきっちり果たしていました。
スクールアイドルの楽しさを教えてくれたと同時に、Liella!に勝利へ強い想いをもたらしたサニパ。それがウィーンの前に敗退したというのは、Liella!がまた新たなステージへ進むときが来たということでしょう。
中学生ながらラブライブ!へ単身出場。前年度優勝者を打ち破るなど異例続きのキャラクター。ウィーンはまさにラブライブ!の破壊者です。ウィーンはかのんだけに付きまとい、あなたはこのようなところで歌うような人間ではない。もっとふさわしい場所があるはずだと言います。残り2,3話でウィーンの意図が描かれると良いのですが、かのんを何かに勧誘、引き抜こうとしているかもしれません。
一番みんなが観てるシーン
知ってる人はいるかと思いますが、Youtubeにはリプレイ回数の多いシーンが再生バーの上に表示されます(PCだけ?)。これを見ると9話の注目シーンがみえてきます。再生バーの上に半透明の山があります。その辺をみんなよく見ているってことですね。
OP終了後、サブタイトルが出るシーン。この辺は毎話リプレイ回数が多いんですが、おそらくOPを飛ばしてここから再生しているか、サブタイの出し方を繰り返し確認しているかのどちらかですね。
四季がメイの可愛さを誇るシーン。私もここすき🔥🔥🔥
自分のことのように喜ぶ四季ちゃんもかわよ。
オニナッツと四季が悪だくみするシーン。おそらく四季の悪人面を観るため。お前そんな顔するのかよ......中の人はめっちゃやりそうだけど。
終盤の可可とすみれのシーンは全体を通してリプレイ数が多いです。9話一番の盛り上がりどころをみんなしっかりと注目してますね。私も(ニジガク5th観た後だったので)感動して涙しました。
しかし最もリプレイ回数が多いシーンは別にあります。それは......
そう、かのんがすみれにブチ切れるシーンです。みんな好きだよね、やさぐれかのんちゃん。ドスの効いた声がめっちゃ似あう。たくさんあっていいシーンではないけど、定期的にそういう声を利かせて欲しいです。
というわけで今回は終わり。これからスクフェス感謝祭2022閉会式の配信を観ます。
10話は良い話でありますように。