ついに、ついにこの日がやってきた。
2019年にテレビアニメ5期をもって完結した”戦姫絶唱シンフォギア”シリーズのライブイベント。2020年に一度延期となってしまったが2022年にシンフォギア10周年を記念して復活!!今や個々人でもデカい箱を埋めるほどの実力を持った声優陣が集結し、シリーズの楽曲を歌いブチあがるイベント、それが
なんとパチンコメーカーが協賛。ありがとう、パチマネー。そっち方面で人気なの知らなかったよ。
会場はベルーナドーム。これまで数多くのアーティストがパフォーマンスを行い、参加したオタクたちががライブに熱狂し、同時にドーム設備・環境へ苦言を呈してきた愛憎入り交じる箱。私も体感したんですが、寒すぎる。11月末で雨が降ってるとはいえ、九州の2月くらいの体感気温。ちょっと厚着しすぎちゃったかな~~で着こんできて本当に良かった。
セットリストを追いながら感想を書いていきたいと思います。
1.METANOIA
2.FIRE SCREAM
3.FINAL COMMANDER
水樹奈々さんが歌うアニメOP曲。これを聴くとライブに来たぜ!って感覚に一気に引き込まれるんですよね。曲が始まった瞬間ステージから炎が上がったので、身も心も熱くなるステージでした。これで始まるのがシンフォギアのライブだ。
小日向未来(CV:井口裕香)
4.歪鏡・シェンショウジン
5.FOR THE FUTURE
6.陽だまりメモリア
いきなり重たい曲が来ましたね......“永愛プロミス”も好きなんですが、3曲ピックするならアニメの曲なんでしょうね。器が大きい響を愛で満たすにはこれくらい重たい愛をぶつけないといけない、と井口さんがおっしゃてたのが妙に納得感がありました。MCでも重たさ見せつけてきて笑いました。隙あらばッて感じ。
衣装が5期ラストシーンの未来さんのギアが模してた花嫁衣裳っぽい感じ。いや~花嫁衣装で響への愛を唄うなんてまぁ......
陽だまりメモリアは懐かしい曲ですね。アニメ1期の曲だと思うんですが、シンフォギアラジオでちょいちょい流れるので久々って感じはなかったです。やっぱり未来さんは自ら戦いに出向くというより、戦いに出た人の変える場所であることが本質なんだなって、5期まで見終わって改めてこの曲を聴くと感じますね。
雪音クリス(CV:高垣彩陽)※音源のみ
7.Take this! "All loaded"
今回高垣さんは出演しておりません。第一子の出産予定が秋ごろらしいので、さすがに無理ですね。代わりにビデオメッセージの上映があったんですが、相変わらずお元気なようで......後半のMCで井口さんが話してたように、ライブ直前で緊張感のあるなかグループLINEでめっちゃ賑やかしてるのが高垣さんらしいなって。「ドームって広いよね~空気ってあるのかな~~~」みたいにライブ出演直前に煽ってくるのもなかなか。マリアの迷言「空気はある、むしろ美味しい!」を力技で言わせようとしてたんですよ。
楽曲もアニメMVを映しながら音源を流していたんですが、会場のライト演出がまるで演者がいるかのように気合い入ってたんですよね。もしかしらた延期になったライブでやるはずだった演出をしっかり残しててくれたんでしょうか。
各キャラ3曲ずつ枠があるっぽいんですが、アニメ5期のクリスの曲”Take this! "All loaded"”と他2曲決めてたはずなんですよね。個人的にはクッソ久々に“教室モノクローム”とか聴きたかったです。単純に好きな曲ってなれば“TRUST HEART”が聴きたいんですけど、今回3期の曲って全体で2曲しかなかったですね。
月読調(CV:南條愛乃)
8.君が泣かない世界に
南條さんが調特有の音でバラード歌うと若干fripSideみがあるんですよね。調が歌ってるっていうのは声でもわかるんですが、私の記憶がどうもそっちと結びつけてしまう。4月にfripSide2期のファイナルライブへ参加したばかりだったもんですから。
調はシンフォギアの楽曲の中でも高音担当みたいなところがあって、この曲も結構キー高めなんですが、久々に聴く南條さんは綺麗に歌い上げてました。やっぱすげぇよ。
9.Cutting Edge×2 Ready go!
10.Edge Works of Goddess ZABABA
11.ダイスキスキスギ
今日はこのデュエットを聴きに来たといっても過言ではない。AメロBメロでは個々人の持ち歌の詩でもって掛け合い、サビではそれらを合わせて調和を作っていく。歌っててよく混乱しないなぁってライブで聴くたびに思ってます(現地参加2度目)。
それとよ、それとまさか2022年になって“Edge Works of Goddess ZABABA”が生で聴けるだなんて!!思わず声が漏れてしまったよね(発生禁止)。お互いに調和をとるデュエットじゃなくて喧嘩の言い争いのようにぶつけ合う楽曲ですが、初めて作中で聴いたときは、2つの曲を合わせて1つにすることにとても衝撃を覚えたました。ライブ会場だとどうしても高音担当の調の声が通りやすいから、なかなか切歌の声が聴きとりづらい。ライブBDで改善されるのかな。
暁切歌(CV:茅野愛衣)
12.はっぴーばーすでーのうた
暁切歌は今巷で話題の自分の誕生日を知らないキャラクター。調と一緒に孤児として育てられたから、誕生日というものをすごく大切に思っているんですね。
曲のタイトルも、歌い方もちょっとバカっぽいのは切歌のキャラですが、そういう根っこにある思いを茅野さんがしっかり歌い上げてくれました。はぁ~めっちゃ好き。
13.白銀の炎 -keep the faith-
14.此の今を生きるヒカリ
15.烈槍・ガングニール
マリアさん、最初の登場からして強くあらねばならないという虚勢を張ることを強いられてきたキャラなので、最初は己の弱さを恨んでましたが、それも受け入れることこそが本当の強さなんだと考えを改めたときから本当に強くなりました。
そのマリアの強さというのが、日笠さんの歌声からひしひしと伝わってくるのがマリアの楽曲なんですね。声出し無しなら一番心が熱くなる楽曲ばかりです(声出しアリなら断然響の曲が一番熱い)。
“烈槍・ガングニール”はアニメ2期の曲。マリアは2期の序盤では世界を否定し、自らの信念こそが正義であると宣言しました。中盤ではマリアの思いの実現のためには悪に手を借りなければならないほどの状況であることがわかり、終盤ではそれらが解決して主人公たちと共に真の悪へ立ち向かっていきます。
これを1フレーズで示してるのが“烈槍・ガングニール”の「正義のために、悪を貫け」だと思っているので、この歌はとても好きです。
風鳴翼(CV:水樹奈々)
16.Defender'Z Brand!
17.風のあなたに
さきもり~~~~初手お経の“Defender'Z Brand!”ですが、翼の曲は3期辺りが殺意のピークで攻撃的な傾向にありましたが、この曲は「護る」ことを主眼に置いてる歌詞。より”防人”らしくなった翼の曲は水樹さんの演歌調の歌い方がぴったりです。
いや~でも贅沢ですよね、2022年にもなって水樹奈々さんが歌うキャラソン聴けるのって。声出し行けてたら合いの手部分全部やりたかったですね。ヤーハイヤーハイヤーイーエーって。
”風のあなたに”は5期作中で亡くなった翼の父へ宛てた歌です。1期から大切な人を失いまくった翼ですが、5期では悲しみはすれど折れない強い心を見せてくれました。力強さを唄うと水樹奈々にかなうもんないなぁと感じる曲でした。
風鳴翼×マリア・カデンツァヴナ・イブ(CV:水樹奈々×日笠陽子)
18.Angelic Remnaut
アイドルやってる翼とマリアの曲。シンフォギアの数少ない日常シーン。もう普段から戦いすぎて普通なら一大イベントになるところが日常シーン扱いじゃ。
歌に関してはそんなに聴きこんでないのでアレですが、この時の防人が可愛いんですよね。そういえば20歳くらいの女の子だったなって思いだすような。
キャロル・マールス・ディーンハイム(CV:水瀬いのり)
19.スフォルツァンドの残響
20.五線譜のサンクチュアリ
21.tomorrow
キャロル~~歌声めっちゃかっこいい。5期の曲ちゃんと聴かないとな、ってなってしまった。知らない曲でぶちあがるの難しいからね。
"tomorrow"は前2曲と違って優しい歌声。気を張ってない本当のキャロルって感じ。ゆっくり聞くにはとてもいい曲なんですが、ここは極寒の屋外ベルーナドームなので静かな曲になると体が凍えてくる。
立花響(CV:悠木碧)
22.ALL LOVES BLAZING
23.撃槍・ガングニール
24.キミだけに
やっぱり響の楽曲は声出ししてぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1曲目は5期、2曲目は1期の曲。こうして比べると響ってかなり成長したキャラクターですよね。悠木さんも歌いわけでそれを表現してました。5期の響って覚悟決まりすぎて無駄をそぎ落としまくって洗練してるんですよね。もうこれまでのがむしゃら感がないというか、そういうのを歌声からも感じます。悪いわけではないんですよ、そういう成長するのは納得感がありますし。
でもやっぱり3期辺りのぶち上げ楽曲で叫びたい。武道館でバチクソに叫んだのは本当にいい思い出。シンフォギアプロジェクトが続くことが決まって本当にうれしいのは、またライブをやる機会があるってこと。期待してますよ。
”ALL LOVES BLAZING”のサビでBurnin'!とかBlazin'!のタイミングでステージから炎が上がるので、物理的にも熱くなりました。ただこの曲はそんなに心もぶちあがるって感じの熱さはないんですよね。悠木さんも話してましたが、いろいろ覚悟決まった響の歌なので冷静な感じが出てるんですよ。
25.花咲く勇気 Ver.Amalgam
立花響×サンジェルマン×キャロル
26.聖剣のレクイエム
寿美菜子さん久々に見たな......それくらいしか感想が出てこない
マリア×調×切歌
27.「ありがとう」を唄いながら
これもめっちゃ好きな曲。マリアにとっては過去の因縁にケリをつける大事な場面なのにこんな優しい楽曲を持ってくるとは。
サビの「さぁ、暁月へのイヴを 読み歌えセレナーデ」でマリアの妹”セレナ”に擬態した存在をSERE†NADEで決着付けてるのがめっちゃ熱い。
響×翼×マリア×調×切歌
28.六花繚乱
アンコール
響×翼×マリア×調×切歌×キャロル
29.PERFECT SYMPHONY
響×翼×マリア×調×切歌×未来
30.Xtream Vibes
響×翼×マリア×調×切歌×未来
31未来へのフリューゲル
シンフォギアで全員曲が来ると、あぁもうライブが終わってしまうんだなぁって、もっと観ていたいなぁという気分になりますね。私の苦手なエモ散らかす系の曲が多いので割と地蔵になってます。ワンチャン天羽奏役の高山みなみさん来ないかなぁって期待してましたが、流石に無理っぽいですね。
トロッコに乗ってるときにドームの上部液晶に歌詞が流れてたんですが、これは心の中でみんなで歌おうっていうやつですかね。他の曲ではこういうのなかったはずなので。
ライブの感想は以上。環境が辛すぎて2割ぐらいは我慢することに集中しなきゃらなかったのがクソ。声出し禁止も割と盛り上がりを欠く要因になってるなって感じました。ラブライブ!のライブはいうて声出して気分高める感じではないので、声出し禁止でも問題なかったんですが、シンフォギアはやっぱり叫んでなんぼって感じですね。
コンテンツとしてはまだ続くっぽいので、劇場版でもテレビアニメでもOVAでもいいのでアニメ映像を......