太陽黒点

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【第11話感想】ラブライブ!スーパースター!!2期

 今回は11話の感想です。東京大会の結果発表とウィーンの真意を描いてくれると期待しています。

 東京大会を勝ち抜くとしても、あと2話で一体どこまで大会の様子を描くんでしょうか。サンシャインと同じで、優勝したこと自体はそこまで重要じゃないってやつかな?

 今回話の都合上、ウィーン(人名)とウィーン(地名)がごっちゃごちゃになりそうです。なんでファミリーネームと音楽学校を同じ名前にしたの。今更“マルガレーテ”って呼ぶのも違和感あるので、ウィーンで統一します。

ストーリーについて

東京大会の結果

 まずは結果から

 Liella!、ラブライブ!東京大会突破です。昨年はサニパに負け2位でしたが、今回やっと勝ち抜くことが出来ました。

 この結果に納得がいかないウィーン(2位)は司会者のマイクを奪い、反発します。

かのん「マルガレーテちゃん。この結果は聴いてくれたみんなが出してくれた答えだよ。スクールアイドルはひとりじゃない。みんなと一緒だから素敵なライブが産まれるんだと思うの。それが伝わらないなら、マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立ってほしくない。」

 かのんちゃん、結構厳しいこと言うなぁ。「スクールアイドルのステージに立ってほしくない」ではなく、「私達の歌を聴いてどうだった?楽しい気持ちにならなかった?」みたいに自分たちが考える“本当の歌”の魅力を語ってほしかったです。

 ウィーンがこの件で批判されることになりますが、この発言に皆が同調する形になってましたし、メンバーもそんな感じだったので、あんまり観てて気分のいいものではなかったですね。

 

ウィーン(人名)の話

 ウィーン(人名)のSNSの投稿を見たかのんは、ウィーン(人名)がウィーン(地名)の音楽学校に進学予定だったが、入試で不合格だった旨を知る。なぜラブライブ!に出場するために日本に来たのか疑問に思うとともに、結ヶ丘の音楽科に落ちた自分と重なる部分があると感じたかのんは、ウィーン(人名)に話を聞きに行くことに。

 話を聞くと、ラブライブ!優勝を条件に、音楽一家であるウィーンの家が編入の推薦をしてくれるとのことでした。ウィーンの姉はパンフレットに写真を使われるほど学校から期待されている存在。その姉と肩を並べるには、ラブライブ!で優勝するしかないと。しかし、かのんたちがその"ウィーンの夢"を奪ってしまった、というのがウィーンの主張でした。


かのん「私たちは全員、みんなに歌を届けたいと思って歌っていた。(みんなと)ひとつになれたらと。その想いはあなたより強かった。」

 ウィーンのほうが歌唱力があったことは否定しません。しかしかのんは、ラブライブ!という舞台においては歌唱力だけが評価基準ではなく、メンバーたち、そして観客の皆と心を一つにすることが出来るかどうかが見られていると考えています。

 ウィーンはこの考えを理解することなく、この場を後にしました。

 

 ウィーンはかのんの話を聞いて、程度の低い同情をしているのだと感じました。一般家庭のかのんが音楽科に落ちたことと、音楽一家の自分が音楽学校に落ちたことを同じことだと考えられなかったようです。その点は私も理解できます。

 ココからは深読みになるんですが、ウィーンが落ちたことは、自分の夢への道が狭まったことだけでなく、音楽一家での自分の居場所がなくなるのではないかという恐怖があると思います。これはアレですね、虹ヶ咲のミア・テイラーと同じ話ですね。姉と肩を並べられるとわざわざ発言するあたり、このことを重要視しているように感じました。

 技術力の高い人たちに囲まれていると、(14歳のウィーンにとっては)音楽家として評価されるには高い技術(歌唱力等)を持つべきであると考えるようになるもの自然だと思いますし、自分より技術の劣った人たちが自分より高い評価を受けることを理解できないのでしょう。

 ウィーンの家族がラブライブ!優勝を条件に出したのはここに要因があると思います。音楽において重要なのは高い技術力だけではなく、かのんの言うように観客に寄りそうパフォーマンスをすることであり、今のウィーンがそれを理解できているか、また大会を通して理解することを期待してラブライブ!への出場を促したのではないでしょうか。

 11話の後半において、かのんを連れてくることを条件にウィーンの推薦を検討し、かのんに教えを乞うようにしたのは、今のウィーンに足りないものをかのんから学んでくれというウィーン家の考えなのでしょう。

 かのんアゲの描写に見えるといえばそう。

 

かのんの留学

 学校へ東京大会突破の報告をし、喜びに浸っているところに理事長からの呼び出しを受けるかのん。それは、ウィーン音楽学校への推薦話でした。来年度の4月から留学生として招きたいとのこと。それはかのんの夢へ大きく前進する話であると同時に、Liella!の仲間と離れることを意味するものでした。

 かのんはメンバーに、理事長へウィーン(人名)関連でウィーン音楽学校のことを調べてもらっていたと説明しますが、学内ではかのんが音楽学校へ留学するのではと噂になってしまいます。

かのん「話があったのは本当。でも留学はしない。結ヶ丘に入って、スクールアイドルになって、歌が大好きってまた言えるようになった。だから、この学校にずっと居たい。もっとたくさん歌って、3年間スクールアイドルとして頑張ってこの学校のみんなと一緒にもっともっとハッピーな気持ちになりたい。」


かのん「あのね、東京大会のステージでみんなで喜べた時思ったんだ。私の選んできた道は、なんにも間違ってはいなかった。この喜びを重ねていくことが、私の目標の一つなんだって。」

 この話を聞いてメンバーは一安心。かのんは理事長へ留学の辞退を伝えに行きました。

 理事長室から出る際に地球儀に一瞬目が留まるんですが、これヨーロッパあたりを観てるんですよね。メンバーの前ではあぁ言ってましたが、やはり未練があるのではないでしょうか。

 ......いや確かにアフリカ大陸のほうがデカデカと見えますが、ここは話の流れとしてオーストリアのウィーン辺りを見ていたってことで、よろしくお願いします。

 

 かのんの留学辞退に千砂都だけはどうも納得がいかない様子。

 かのんたちのやり取りを盗み聞きしていたウィーンを捕まえた千砂都。ウィーンから、かのんが高く評価されていることを聞く。千砂都のことを理解している視聴者であれば、千砂都はかのんの留学を応援するタイプであることは容易に想像がつくだろう。せっかくの夢をつかむチャンスを、今まさにかのんは捨てようとしている。その想いから、11話ラストのセリフとなったのだろう。

推しの言動ウォッチ

ちょっと待って!?!?

メイがいない!!!!!

メイはどこ!?!?!?

 ただでさえ推しがぞんざいな扱いされてるスパスタ2期なのに、まさか描き忘れられるなんて......

 気を取り直して、推しの言動ウォッチです。

 グソクムシ、ついに後輩バレ。可可あたりが吹き込んだか、夏美ならなんとなく自力で見つけてきそうに思えます。すみれの後輩からの評価がどんどん下がっていく......一期の頃は、ショービズ活動の経験から器用さと立ち回りの良さがある感じを出してたんですけど、二期では面影がないですね。

 後輩は先輩の言動をよ―――く見ているんです。こいつには舐めた態度でいいんだなって思えばみんなそうしますよ。雑なくぅすみ喧嘩ップル描写止めろって思ってたのに。

 絵面は良い。あとはまともなやり取りを.......

 大会の打ち上げシーン。四季はメイの隣に行くかと思ったのに。推しがふたり並んでる~~~って興奮しようにも、すみれとメイってあんまり絡みないんですよね。
 座ってる姿勢なんですが、すみれが背もたれに肘ついてるのはまぁ解釈一致なんですが、メイが姿勢よく座ってるのが逆に可愛いですね。メイって言葉使いガサツだけど中身とか仕草がしっかり可愛いのが良いよね。

熱闘甲子園みたいな記事タイトル

う~~~~~ん、これは可愛い。編集者もこの写真を選ぶなんてわかってるね。

可可「ここのほうが空いてていいデス」

すみれ「いちいち言わなくていい」

千砂都「でも地元民としてはこっちのほうが落ち着くかも」

かのん「だよね~」

 現実にモデルがある神社を急にdisり始めるから焦った。

 11話はすみれdisが多くて辛いですね。あと第12話しか残ってないんですが、サブタイトル的にな~んにも期待できません。

 何も言うまい。すみれってやっぱり””ある””よね。

その他

盗撮シーン

 みんなで四季を担ぎ上げ、かのんの様子をうかがっています。四季が使ってるのはいわゆる”カニ眼鏡”ですね(角形双眼鏡)。戦時中にが戦車の車両内や塹壕の下から外の偵察に使用したり、モデルによっては対物レンズ側を左右に開くことで立体視をしやすくし、砲弾の着弾距離を正確に観測する目的で使用されていました。

カニ眼鏡

 より高い所が見れるようにと、四季が私物を持ってきたんでしょうね。四季の自宅がどうなってるか非常に気になりますね。

 四季のことだから普段はこれでメイのことでも隠れて観察してるんでしょうか。以前の回を見返してみると、もしかしたらメイのいるカットにカニ眼鏡のレンズだけが映りこんでたりするんでしょうか。

冬の魔物

 雪の降る屋上でこたつ。電源は一体どこから!?というのはもはや野暮。ここのキモは、コタツ初体験の恋が全身どっぷり飲み込まれてる点。恋、今までお嬢様暮らししていた反動が出すぎてますね。

 そういうところ可愛いなぁと思うので、程よく散りばめて欲しいと思う反面、ラブライブ!では珍しい純お嬢様キャラを俗物に染めるのも、どこかもったいない気分であります。

 ほら、歴代金持ちキャラ(真姫、鞠莉、ニジガクの過半数)って金銭面ぶっ飛んでただけで浮世離れはしてなかったじゃないですか。そういうアイデンティティを大切にしてほしいです。これが3期で、半纏腹巻ステテコ着てみかん喰いながらこたつに潜って携帯ゲームしてる恋が出てきたらもうガッカリですよ。二次創作だけでいいんです、そういうのは。

 

 

 今回はここまで。次回のサブタイが”私を叶える物語”なんですが、これもしかして”かのんを叶える物語”だったりしませんか?