太陽黒点

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映画「モンスターハンター」の感想

 今日は用事があったので、新年度早々有休をとった。用事は午前中で終わったので午後に映画館に立ち寄って、上映時間の近いこの作品を見てきた。

 それの感想。

 ネタバレはもちろんあるよ。

 

前提

 今回は豪華に4DX+3D映像・吹き替え版で見てきました。チケット代が3300円。やっすい居酒屋で飲んだ時くらいかかりましたね。

 この作品、元ネタはモンスターハンターワールドらしいです。ゲームをプレイしたことある人にとっては見覚えのある武器やキャラが出てきてるんですが、私はプレイしたことがないので「あぁ多分これゲームにそっくりそのまま出てくるやつなんだろうな」って思いながら見てました。実際、上映後にパンフレットを確認すると、まさにそっくりな参考画像が添付されてました。

 もしこの映画を見たい人の中で””昆虫嫌い””の人がいましたら、やめておくことをおススメします(序盤がキツイ)。

映像

 ほとんど砂漠地帯での映像。出てくるのはちっこいのを除くとディアブロス亜種とリオレウス。モンスターのディテールは流石に凄かったです。なんかゲームでみたよりサイズがデカく感じるんですが、それはそうとして出てきたときの絶望感はすごかったですね。ゲーム内でよくこれソロで狩ってたな。

 その他、モンハンの世界観らしく木と石と骨で出来た道具や武器が出てくるんですが、これも再現度が高かったです。映像はとにかくゲームのものを再現しようと頑張った結果が全体を通してみることが出来ました。

キャラクター

 ほとんどは主人公の女性と現地で出会ったハンターの男性、2人だけでのシーンでした。ハンター役の人、めっちゃ東南アジア系っぽいなと思ったらタイ人の俳優さんでした。なんか現地民感がすごく出てた(失礼)。

 ハンターは任務中にディアブロスに襲われて仲間からはぐれたらしく、終盤はその仲間たちと一緒にリオレウス狩りに向かうんですが、もうちょっとその仲間たちを見せてくれてもいいんじゃないかって思いました。リーダーのおっさんしか個性出てなかったし、いうてリオレウス戦のときもちょっとしか出番なかったし。

 吹き替え声優も一押しポイントらしいんだけど、正直外画吹き替えでよく見る人ばっかりだった気がする。そもそもキャラ名わかるの、序盤で死んだ主人公の仲間しかいないし、現地ハンターの仲間たちも名前分からんうえにリーダー以外ひとことくらいしか喋らないので誰がどのキャラあててるかわからん。

 登場させるなら出番を与えてやって欲しかったです。

 

ストーリー

 流れとしては

  1. 荒野で失踪した部隊の捜索に行った主人公率いる部隊が、異世界へ飛ばされる。
  2. 異世界の砂漠に落とされた部隊一同はディアブロスに襲われ、車両と武器と仲間を数人失いながら岩場へ逃げ込む。
  3. 逃げ込んだ先にいたネルスキュラ(人よりデカい蜘蛛)に襲われ、主人公以外は捕食される。
  4. 負傷した主人公は現地ハンターに強引に助けられるが、言葉が通じないので拳で語り合う。
  5. 主人公とハンターは打ち解け、ディアブロスを倒し、助けを求め砂漠をさまよう。
  6. オアシスを見つけ、休息をとってたところにリオレウスが襲撃。ハンターの仲間に助けられるが、怪しいモノだと勘違いされ捕まってしまう。
  7. ハンターが仲間の誤解を解き、元の世界へ戻るためにリオレウス討伐のため、古代文明の遺跡へ向かう。
  8. なんやかんやでリオレウスを討伐。遺跡から出てきたゴア・マガラと戦うところで終わり。

 こんな感じです。端折ってるのでわけわからんと思うけど、そういうのは映画を見て確認してね。

 1~3が無駄に長く感じた。割と助からないなぁって時間が長くて、さっさと前に進んでくれって思ってしまう。ネルスキュラがゲーム画像よりかなりリアル(?)で蟲らしい気持ち悪さがあったうえに、画面に出てる時間が長いせいで、これ人を選ぶ映画だなぁって。僕も好きなほうではないのでさっさと退場してほしかったです。

 現地ハンターと打ち解けたあたりでやっとストーリーが先に進んだ感じ。個人的に面白かったのは4のあたり。ぶっちゃけこのまま2人でリオレウス討伐まで進んでもらっても面白かったと思う。まぁディアブロス討伐後に拠点離れるから、補給的な意味合いで無理があるだろうけど。

 ディアブロス戦、気持ち悪いネルスキュラを捕獲して毒針を採取、武器にいれこんだり、主人公が双剣の訓練したり、討伐のための仕掛けを組んでいく現地の狩猟スタイルを習得していくシーンはよかったですね。ディアブロスは大剣を頭に突き刺して討伐したんですが、大剣ってそんなにサクッと頭に刺さるもんなんだろうか。見た感じ初期武器の骨で出来た大剣っぽいし、

 リオレウス討伐だって10人くらいで向かったけど、結局主人公と現地ハンターの2人で倒してましたからね。他の連中の必要性がいまいち。世界観の説明くらいしか役に立ってない。7の部分にもっと時間使ってほしかったです。

  序盤に時間使いすぎて後半しりすぼみって印象でした。 

まとめ

 舞台装置や世界観感作りはすごく良かった。ストーリーと設定はいまいちといった感じ。アトラクションを観に行く気持ちでいくほうがいいですね。4DX、3Dは無くても良いと思います。正直先月観たシンエヴァンゲリオンや、以前観た劇場版ガルパンのほうが激しく揺れました。

 正直テレビ放映待っていい気がします。画作りはもっとアクション映画っぽさがあると、大画面のスクリーンで見る良さが出たと思います。

 パンフレットの設定資料や舞台道具の写真はよかったです。こっちのほうが楽しめそう。